2017年12月08日

俺さま幼なじみとの溺愛同居19


 そんなところに触れられているのが恥ずかしくてたまらない。穴があったら入りたい。バスタオルでも上着でも、何でもいいから頭からかぶってしまいたいくらいだが、あいにくここは浴室だ。そんなものはどこにもない。

「俺の指、気持ち悪い?」

 不安そうな声音で弘幸が訊いてくる。いつも何事にも自信たっぷりだというのに、不安になることもあるのかと驚く。

「気持ち悪くはないけど……」
「じゃ、いいよな」
「へっ!?」

 あまりの切り替えの早さに未来はべつの意味で驚く。彼は本当は不安がってなんかいないのではないか。先ほどの、いまにも消え入りそうな声音は演技だったのではないかと疑う。

「ヒロくんっ、さっき――」

 未来がなにか言う前に、弘幸は恥丘にあてがっていた中指を彼女の秘裂めがけてぬるりと滑らせた。

「ひぁっ!!」

 自分では怖くてじかには触れたことのないそこに、弘幸の指が当たっている。ショーツ越しにさわるだけでも気持ちがよくなってしまう、割れ目の奥の小さな豆粒に。

「ぁ、あ……んっ」

 慎重な手つきでその小さな豆粒をこすり立てられる。未来が痛がっていないか、嫌がっていないか観察するように弘幸は彼女をひたすら見つめる。
 彼に見られているのがわかって、よけいに羞恥心を煽られる。よもやそのつもりで見つめているんじゃないかとすら思ってしまう。

「未来の乳首……よく尖ってる。とんでもなく硬い」
「……っ!」

 彼の左手は依然として乳頭をつまんだままだった。割れ目の奥の肉粒を押されるのと同時に乳首をひねり上げられると、思わず絶叫してしまいそうなほどの快感が足先から込み上げてきて脳天を突き抜けた。

「やっ、あぁ……はぅっ、うぅ!」

 弘幸は未来の秘めた肉粒を的確につまんで、乳首にするのと同じように指の腹でこすり合わせる。大胆に、ときには小刻みに。緩急をつけた指の動きは巧みで、どんどん快感が高まっていく。

「ふぁぁあっ、あ……!!」

 これで達しないほうが難しい。我慢なんてできるはずもなく、未来は下半身をビクン、ビクンと大きく震わせて絶頂した。
 小さく震える未来の体を抱き込むようにしたあと、弘幸はおもむろに立ち上がりシャワーヘッドを手に取った。

「脚は開いたまま、な」

 念を押すようにそう言って、シャワーハンドルをキュッとひねる。未来は彼が手のひらで湯温を確かめるのを呆然と見つめていた。絶頂したばかりで、いまいち頭が冴えない。

「――っ!!」

 突然、シャワーヘッドを向けられた。頭でも顔でもなく、足の付け根めがけてシャワーを浴びせられ、達したばかりの花芽は激しく降り注ぐ湯に驚いてビクッ、ビクッとひくつく。

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2017年12月07日

俺さま幼なじみとの溺愛同居18



「ゃ、くすぐった……ぃ!」

 未来が小さく喘ぐと、弘幸は眉根を寄せて長く息を吐き出した。

「あー……何でそんなカワイイ声出すかな」

 未来の腰やお腹を泡まみれにしながら弘幸は両手をふくらみのほうへと伸ばす。彼女の肩にあごをのせて未来を見下ろし、双乳をわしづかみにした。

「ゃっ!」

 ビクリと肩が弾むものの、弘幸の顔がのしかかっているので跳ね上がりはしない。

「ん……未来、かわいい」

 そうして頬ずりをされ、未来はいよいよ目をまわしてしまいそうだった。
 かわいい、なんて初めて言われた。彼に触れられてあわてふためいているこの状態がいったいどう『かわいい』というのだろう。

「ヒロくん……ゃ、ぁ……っ」

 胸の色づいたところには触れられていないものの、ぬめり気のある手のひらでぐにゃぐにゃと揉みまわされていてくすぐったい。

「未来、こっち向いて」

 いつになく甘い声で誘《いざな》われたせいか、彼の言うとおりにうしろを向てしまう。するとすぐに唇を押し当てられた。

「ん……!」

 口づけは瞬く間に深くなり、熱い舌が歯列をたどり始める。

(舌……ヒロくんの、舌がっ)

 口の中でうごめいている。未来はどうすればよいのかわからず戸惑うばかりだ。そうしているあいだにも胸は激しく揉みしだかれている。

「ふぅぅっ!」

 舌を思いきり吸われるのと、ふくらみの尖っている部分をつままれるのを同時にされて、未来はくぐもった喘ぎ声を漏らした。

(も、なにが……どうなってるの!?)

 口の中に舌を入れられるのも乳首をつままれるのも初めてのことだ。困惑と羞恥の中に、確かに快感がある。獰猛とも思える熱い舌とぬるついた彼の指がそれぞれをなぶるのがこの上なく気持ちがよかった。

「……色っぽい顔してる」

 ふとそんなことを言われ、未来は視線を右往左往させたあとで?を真っ赤にしてうつむいた。彼の指先がますます活発に動いて、未来の薄桃色の棘をしごき上げる。

「ふぁ、あぁっ……!」

 ぬるついた指先で乳頭をぎゅうっとつままれ、そんなふうにされたら痛いはずなのにあるのは快感だけだった。それが不思議でならない。
 つまんで、引っ張って、押し込めて。ひっきりなしにそうされて、お腹の奥のほうがむずむずと疼いていたたまれなくなってくる。
 未来は無意識に脚をすり合わせていた。もじもじと動くそこへ、弘幸の片手が忍び寄る。

「――あっ」

 陰毛を撫でられれば瞬く間にカァッと顔が熱くなり、まさに火を噴く勢いだ。

「だめっ……! もう、ほんとに」


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2017年12月03日

俺さま幼なじみとの溺愛同居17



「わ、私も……好き。たぶん、ずっと前から」

 思ったよりも小さな声しか出せなかった。でもちょうど風が凪いだ。彼の耳には届いたと思う。

「……たぶんって何だよ」

 よかった、ちゃんと伝わっていた。弘幸はいまだに恥ずかしそうな面持ちのまま唇を尖らせている。

「自分でもよくわからないの! でも……好き」

 そのあとは何ともいえない沈黙があった。恥ずかしくて顔を上げられない。どこかの家の気がサワサワと揺れる音がする。

「……っ、ヒロくん」

 急に手をつかまれ、強引に歩かされる。うしろから見る彼は耳まで真っ赤になっていた。だからこれは照れ隠しなのだろう。触れ合っている手だって、すごく熱い。

(私にまで熱が移っちゃったよ)

 そうでなくても、もともと体じゅうが火照っていた。好きだと言われ、私も好きだと返して。ずっと前から――生まれたときからの知り合いなのに、いまさら想いを伝え合うのがとてつもなく照れくさい。
 自宅に着くと有無を言わさず脱衣所に連れ込まれた。

「え、あの……な、なにっ?」
「社長が言ってただろ。佐伯はずいぶんと我慢してきたんだ、って」

 他人事のようにそう言って、弘幸は未来の真新しいスーツをどんどん脱がせていく。丸裸にされるまではあっという間だった。
 未来は両腕で胸を覆い隠し、彼に背を向ける。弘幸もまたスーツを脱いでいった。互い生まれたままの姿になると、弘幸は未来の背を押して強引に浴室の中へと進む。

「体、洗ってやる」
「いっ、いいい、いい!」
「何回『い』って言ってんだよ。まあいいや、いいんだろ?」

 クスクスと笑いながら弘幸は未来を風呂椅子に座らせて、手のひらにボディソープを泡立てる。

(もうーっ、何でこうなるの!?)

 お互いに想いを伝え合って、それからなぜすぐにこんなことになっているのだろう。

(我慢してた、って言ってたけど……)

 それにしたって急展開すぎる。こちらとしては想いを自覚したばかりなので、正直なところまだついていけない。

「そんな身構えなくても。体を洗うだけだって」
「だ、って……! ……本当にそれだけ?」

 いや、素肌に触れられるだけでも大層なことだが。

「手のひらで丁寧に洗うだけ。それだけだ」

 ――手のひらで!
 それはどう考えても怪しさ満点だ。未来は「だめだめっ」と連呼して立ち上がろうとしたが、弘幸に両肩をつかまれ押さえ込まれる。

「……っ、ぁ」

 肩にあった彼の手がぬるりと下へ滑る。ふくらんでいるところを撫でて、しかしいただきは避けて脇腹のほうへ下りていく。

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2017年12月02日

俺さま幼なじみとの溺愛同居16


 弘幸の部署に配属された週の金曜日。未来は彼に誘われて居酒屋へ赴いた。
 会社や自宅から近いところだが裏路地の奥まったところにあるそこは一見すると居酒屋とは思えない。ただの民家のように見える、いわば隠れ家的な店だった。

「ああ、きみか。佐伯くんのミライの嫁は」

 どこかで見たことのある、気のよさそうな小柄のおじさんに、店に入るなりそう言われて未来は面食らう。弘幸が慌てたようすで「社長っ」と言うのを聞いて未来もまたあせるのと同時に、なぜ社長に『弘幸のミライの嫁』と呼ばれたのか疑問も浮かぶ。
 社長の隣に弘幸、そのまた隣に未来が座る恰好でカウンター席に三人並ぶ。
 社長はもうだいぶん酔っ払っているらしく、顔が真っ赤だった。

「ここのところ佐伯くんはいつも言っていたよ。かわいがってる幼なじみがうちの会社に来るから、みんなで囲い込んで俺の嫁にするんだ、ってね」

 真っ白なお猪口になみなみと注がれた日本酒をあおりながら社長が言った。そういえば、まわりから就職先は弘幸の会社がよいと熱心に勧められた。
 社長は上機嫌で話し続ける。

「手を出すのをずいぶん長いこと我慢してるとも言ってたねえ」
「しゃっ、社長! もうそのへんで勘弁してください」

 弘幸は珍しくおろおろとしたようすで社長の徳利を手に取り、ニヤニヤとした面持ちの社長に酒のお代わりを注ぎながら何とか話題を変えようとした。しかし社長は弘幸をからうのが楽しいらしく、その後しばらくは弘幸が未来のことをどう言っていたのかを延々と語り続けたのだった。


 未来はその日、社長の聞き役に徹していたのでほとんど酒は飲まなかった。もともとお酒は強くない。
 居酒屋を出ると、夏を予感させる少し湿った風が?を撫でた。弘幸もまた今日はあまり酒が進んでいないようだった。終始慌てていたという印象だ。

「……いつから?」

 二人で並んで裏路地を歩きながら、前を向いたまま真剣な表情で未来は彼に尋ねた。いっぽう弘幸のほうは、バツが悪いそうに顔を歪めていた。

「おまえが高校生になったくらいから、かな……」

 社長の話によると、未来が親もとを離れて自立するまで待っていたという。

「でも、ほら……学生にはさすがに手、出せないだろが」

 彼の歩く歩調が心なしか早くなった。

「ガキの頃は妹みたいに思ってたのに……盆や正月に――久しぶりに会うたびにそうは思えなくなっていった」

 早歩きしたかと思えば急に立ち止まって、弘幸はくるりとうしろを向いた。彼と向かい合う。

「好きだ。一緒に住んでみて、ますます好きになった」

 湿った爽風が裏路地を吹き抜けた。新たな季節の訪れを予感させ、心を躍らせる。

「あー……やっぱ恥ずかしいな、ちゃんと言うの」

 弘幸は大きな手のひらで自分の顔を覆う。頬が赤いのはきっと酒のせいではない。この胸が大きく高鳴るのもきっと、酒のせいなんかじゃない。
 未来は大きく息を吸い込む。心の中にある想いを外へ出すための準備をする。

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2017年11月26日

俺さま幼なじみとの溺愛同居15


 しかし、氷枕と着替えを持って部屋に戻ってきてくれた彼に文句が言えるはずもなく、

「じゃ、おやすみ。何かあったら電話で呼べ」
「う、うん……ありがと」

 弘幸が出て行って、すっかり静かになってしまった部屋で未来は思う。

(いまさらそんなふうに気を遣われても……)

 いや、あまり一緒にいて彼に風邪をうつしてはいけないし。へんなことをされては困るし。これでよかったのだと自分に言い聞かせる。

(邪念は捨ててとにかく寝よう。休日のあいだに風邪を治さなくちゃ)

 週明けからは弘幸の部署に配属される予定だ。

(ヒロくんと一緒に仕事ができる)

 だから、初日から欠勤なんてしたくないのだ。
 未来は目を閉じる。まぶたの向こうに浮かぶのはスーツ姿の弘幸。本人がいなくても彼のこと考えてしまう。
 未来はふるふると首を横に振り、ごろんと寝返りを打った。


 幸い風邪は大事には至らず、週明けには熱も下がって無事に出勤することができた。

「時任さん、これ。10部ずつコピーしておいて」

 弘幸に名字で呼ばれるのがまず新鮮な上に、彼に仕事を頼まれると何だか嬉しい。未来は元気よく「はいっ」と返事をしてコピー機へ急いだ。
 午後からは資料整理だ。弘幸に連れられて未来は倉庫にいた。

「おまえ、具合はもう本当にいいのか?」
「はい、もうすっかりよくなりました」
「……いまは二人きりなんだから、敬語じゃなくてもいいだろ」
「二人きりだけど、会社なので」

 そう、二人きり。薄暗い倉庫の中には未来と弘幸しかいない。

(……なんか、妙に緊張してきちゃったな)

 妙に彼を意識してしまうというほうが正しいだろう。弘幸はスーツの上着を脱いでワイシャツの袖をまくり上げている。重い資料を棚の高いところに脚立もなしに並べていく。筋ばった腕がじつに男性的で、どぎまぎしてしまう。

「はー……やっと終わった」

 未来はつぶやき、汗ばんだ額を手の甲で拭う。

「佐伯主任、このあとは――」

 ちゅっ。振り向くとそこに彼の顔があって、唇が重なった。一瞬のことだった。

「……風邪は治ったんだからいいだろ」

 あまり唇を動かさずにそう言って、弘幸は椅子の背に掛けていたスーツの上着を手に取り羽織る。未来はいましがた口づけられたところを押さえながら言う。今日という今日はハッキリさせなければ。心のモヤモヤがいっこうに晴れない。

「ヒロくんっ。あのっ、どういうつもりでこんなことするの!?」
「会社では敬語なんじゃなかったか?」
「そ、それはそうですけどっ! ちょっ――」

 すたすたと倉庫を出て行ってしまう彼を、未来は困り顔でただ見送るしかなかった。

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