2015年07月03日

今宵、お兄ちゃんに夜這いします。11


じゅぷっと淫猥な水音がした。友哉の舌が離れ、彼の顔自体がすぐに見えなくなった。
彩夏の胸もとに顔を寄せ、友哉はふたたび赤い舌をべえっと外へ出す。

「ひぁっ!?」

口の次は乳首だ。熱い舌がしこった乳頭を根もとからえぐるようにレロリと舐め上げた。それだけでは終わらず上下になぶられる。

「はぁっ、あ……! んぁっ、ぅ、ふ」

恋焦がれてきた兄の舌がふくらみの先端を舐めしゃぶっている。その事実が肉体をよりいっそう甘く反応させる。

「お兄ちゃん、おに……っ、あ、あぅっ!!」

口に含まれていないほうの乳頭を指でぎゅうっとひねられた。痛いほどに強くそうされたのに、ぞくぞくと身体の内側が熱を帯びて頭の芯がしびれてくる。
痛いのに、気持ちがいい。やはり自分は変態だ。

「もっ……と、もっと……、お兄ちゃん……ッ!」

「んー? いまの、痛くなかったのか? きつくひねったのに」

「い、痛かった……けど」

それ以上に気持ちがよくて、いっそう刺激がほしくなった。そう告げると、友哉は困ったような笑顔を見せた。

「そういうこと、言うなよ……。これでも加減してんだから。本当は、もっと」

「っ、ひゃぅ……!」

上半身のふたつのつぼみをぎゅうっとうえへ引っ張られた。片方は唾液で湿っているから、つままれている感触が左右で異なる。


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2015年07月06日

今宵、お兄ちゃんに夜這いします。12


「おまえがあんまり可愛く喘ぐから、いじめたくなっちまう。痛い目にはあわせたくないと、思ってはいるんだが」

「あっ、ぁ……っ! ん、アァ……ッ!」

つままれた両方の乳首をぐにぐにと四方へ引っ張られて身をよじる。痛いのと気持ちがいいのは半々くらいだ。
眉間にしわを寄せて悶える智香を見つめ、友哉がつぶやく。

「言ってることとやってることが違うな、俺は……」

「んっ、ひゃ……!」

友哉は智香の乳首を放して乳房をわき腹から寄せた。中央に並んで立っているつぼみを親指で突き上げながら、口に含む。

「んぁぁっ……ッ!!」

カリッと歯を突き立てられ、するどい痛みを感じていっそう顔をゆがめる。

「っ、たまらないな、その顔……」

「ふぁ、う……っ、ん、んんっ」

赤いとげを素早く交互に舐めしゃぶり、指で転がしながら友哉が問いかけてくる。

「おまえは本当に、こんな俺を好きなのか? おまえが痛そうにしてるところを愉しむようなやつを」

問われ、あらためて考える。彼と過ごしてきたいままでの時間を思い起こす。
回想しているあいだも両乳首への愛撫はゆるまない。

「っふ、ぅぅ……」


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2015年07月08日

今宵、お兄ちゃんに夜這いします。13


智香は喘ぎながら考える。友哉のことは初めから意識していた。なにせひとめぼれだ。
だが顔だけではない。もしそれだけなら、寝込みを襲おうとまでは考えなかったと思う。けっきょくは反対に襲われているような顛末だが、そこはいったん置いておく。

(お兄ちゃんの、優しいところが好き)

智香の仕事の愚痴を、嫌がらずに聞いてくれる。厳しいことを言いながらも、励ましてくれる。
酒を飲み交わしながら彼と過ごす時間が智香はとても好きだった。

「んぅっ! う、あ、あんっ!!」

きっとほかにも、友哉を好きな要素はたくさんある。けれど、いまはそれ以上なにも考えられない。
硬くしこったふくらみのいただきを、ぴちゃぴちゃと音を立てながら吸い上げられている。
智香は首を縦に振りながら彼に告げる。

「す、き……。あ、ん……っ、好きなの、ぜんぶ……。お兄ちゃんのこと……!」

安っぽい言葉でしか気持ちを伝えられないのがもどかしい。
しかしそれが真実ですべてだ。友哉のことが好きでたまらない。
義理とはいえ兄なのだから、とあきらめようとしたこともあった。ほかのひとを好きになろうと努力したのだが、そうやってひとを好きになるのは根本的に間違っていると、すぐに気がついた。

「智香……」

つやっぽい声で名前を呼ばれ、それだけで胸がいっぱいになる。中央に集まっている、乳房の濡れそぼった先端を親指と人差し指できゅうっとひねられ、快感に身をよじらせているあいだに唇を塞がれた。なにもかもが荒々しい。求められていると思ってもいいのだろうか。

「ん、ぅ……っ、ふ、ぅ」


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2015年07月10日

今宵、お兄ちゃんに夜這いします。14


友哉は智香に口付けながら彼女の下半身に指を這わせていった。下肢の割れ目はもともと透けているが、蜜口からあふれたもののせいでよけいに透明になっている。

「んんっ……!」

ショーツの腰ひもを両方ともほどかれた。秘めた裂け目をたどる指は性急だ。
友哉の指は膣口の蜜をすくいとり、ぷっくりとふくれ上がった小さな豆粒をまさぐる。

「んふっ、ぅ……っ!」

舌を絡め取られるのと同時にそれをされて、智香は初めてのことに困惑して身悶えしながら喘いだ。
彼の舌が、指がこのうえなく気持ちがよい。
蜜奥がいっそうみだらに疼き、淫液をあふれさせる。どんどん濡れてくる。

「あっ、あぁ……お兄ちゃん、気持ちいいよぉ……っ。はっ、ぅぅ」

唇が離れたのでそう言った。友哉はにいっとほほえむばかりでなにも言わない。身体を下方へすべらせていく。

「っ!? お兄ちゃん、なにするの」

両脚を大きく抱え上げられている。その中央には兄の顔。
腰ひもを解かれてしまったショーツはソファのうえにポツンと置いてけぼりだ。

透けたキャミソール生地から顔を出す乳房と、あらわになった陰部。もともと恥ずかしい格好だったが、大きく脚を広げているこの体勢と、それから彼の顔が濡れた秘部を見つめているという事実がいっそう智香の羞恥心をあおる。

「智香の蜜の味が知りたくなった。舐めてもいいか? おまえは甘いものに目がないから、蜂蜜みたいに甘かったりしてな」

「そっ、そんなわけ……っあ、アアッ!!」


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2015年07月13日

今宵、お兄ちゃんに夜這いします。15


じゅっ、じゅるるっと大きな水音がした。
花びらのなかに隠れていた真珠を思いきり吸われた。快感が全身を駆け巡り、四肢の先端がじりじりとむずがゆくなって智香はぎゅうっと握りこぶしをつくった。
足先にも力がこもり、指を折り曲げる。

「あ、あふ……っ、や、あぁんっ!!」

愛蜜でぬめった花芽を舌でなぶられている。ざらざらとした感触がとてつもなく気持ちがよくて、甘い声はとどまるところを知らず、さらなる蜜とともにあふれ出す。

(お兄ちゃんが、私の……を、舐めてる)

下半身を見おろす。兄の黒髪はなまめかしさを感じさせる動きで揺れている。
そのままずっと舐め続けられるだけかと思っていたがそうではなく、友哉は智香にさらなる快感をもたらす。

「ひぁぁっ! ……んぁっ、ふ、うっ」

つい先ほどまでは生温かい舌だけが蜜口の浅いところをえぐっていた。しかしいまは、舌よりも硬く、しかも角ばったものが智香の秘めた肉襞を突き進んでいる。
友哉は智香の隘路に指を沈め、無遠慮にまさぐり始めた。

「ん、せまいな……。自分で挿れたこと、ないか?」

ぶんぶんと首を横に振りながら友哉の質問に対して意思表示をする。

「ふうん……。どうだ? 自分のナカに別のモノが入ってる感覚は」

「あ、ぅ……っ、なんか、へん……っ! やっ、ぁぁぁっ!!」

媚壁をこする指の動きが速まった。それほど奥までは指は入っていない。お腹側のある一点を執拗にこすり立てている。


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